舌下免疫療法外来

当外来について

当院では、毎週火曜日の午後に舌下免疫療法外来(対象は新規に開始される方)を予約制で行っています。

抗原特異的免疫療法は、アレルギーの原因となる抗原が入った薬を少量から投与し、体に慣れさせることでアレルギー症状を治療する方法です。

これまでは皮下注射で行っていましたが、2014年にスギ花粉症に対する舌下免疫療法薬「シダトレンスギ花粉舌下液」が発売され、2015年にはダニに対する通年性アレルギー性鼻炎に対しての舌下免疫療法薬「ミティキュアダニ舌下錠」が発売されました。

これまでの飲み薬による治療は、アレルギー症状を抑える、いわゆる対症療法でしたが、この免疫療法では根本的な改善につながる可能性のある治療法となります。

当院では2014年からシダトレンスギ花粉舌下液による治療を開始し、2016年1月からミティキュアダニ舌下錠による治療を開始しました。

両方ともを同時期に服用することはできませんので、通年性アレルギー性鼻炎とスギ花粉症の両方症状がある方は、まずどちらを優先して行うかを症状や検査結果などから総合的に判断する必要があります。

当院で導入した後、通院しやすい処方可能な病院へご紹介して継続していくことも可能ですので、ご相談下さい。

外来のご案内

お電話(092-565-5534)で予約をお願いします。

舌下免疫療法外来
受付:完全予約制
※ 初診・初回投与:(火)14:00~

スギ花粉症に対する舌下免疫療法

対象者

12歳以上のスギ花粉症患者(花粉症の症状の程度は関係ありません)

まず、スギ花粉症であることの診断が必要です。採血(アレルギー検査)を行い、スギ花粉を含む主な吸入抗原(ハウスダスト、ダニ、カビ類、その他の花粉)に対する特異的抗体価の測定を行います。

すでに確実な診断がついている場合は、紹介状や検査所見を持参していただくとよいと思います。

方法

エキスを舌下に滴下し、2分間そのままの状態を維持した後に飲み込みます(その後5分間は飲食しない)。これを1日1回、少なくとも2~3年間続けます。

第1回目の服用は病院で、翌日から自宅で毎日行います。服用前後2時間は、激しい運動、入浴、アルコール摂取を控える必要があります。

最初の2週間は「増量期」として少量から開始して少しずつ増やし、「維持期」となる3週目からは同じ量を服用します。

副作用

従来の皮下注射法と比較して、副作用の頻度や程度がかなり軽く、自宅で安全に行うことができる治療となっていますが、心配な副作用であるアナフィラキシーが起こる可能性が「0」ではありませんので、量を間違えずにスケジュール通りにきちんと行う必要があります。

多い副作用は、口の中やのどの腫れた感じ、かゆみ、涙目や鼻汁など、花粉症初期のような軽い症状、吐き気、頭痛などです。多くは服用後30分以内に起こり、数10分で自然に治まります。また1ヶ月くらい経過すると気にならなくなることが多いといわれています。

念のために事前に抗アレルギー剤を処方しますので、副作用の症状が持続する場合は、まず抗アレルギー剤を内服しましょう。心配なことがあった場合は、病院へ連絡して下さい。

生活スタイルにもよりますが、副作用のことを考え、何かあった場合に病院へ連絡、受診がしやすいように、午前中に服用することを勧めています。

通院頻度

新薬のため、発売後1年間は2週間分しか処方できない決まりがあり、2015年9月までは2週間毎に医療機関を受診しなければなりませんでしたが、発売1年後の2015年10月1日以降は30日分の処方が可能になりましたので、月に1回の受診で治療が受けられます。

期待される改善効果

約7~8割に有効性が期待されます。

対象とならない方

  • ・重症の気管支喘息患者
  • ・妊娠中、授乳中
  • ・12歳未満の小児
  • ・悪性腫瘍治療中の方
  • ・自己免疫疾患など長期のステロイド加療を受けている方

スギ飛散期に治療開始することはできませんので、スギ・ヒノキ飛散期となる1月~4月の期間は新たに治療開始することは出来ません。

以上のような治療についての説明を行った後、第1回目の投与を病院で行います。

エキスを舌下に滴下し、2分間そのままの状態を維持した後に飲み込み(5分間は飲食しない)、その後30分間待合室で待機して頂きます。30分後に診察後、帰宅となります。翌日からは毎日自宅で行います。

2週間後に再来して経過を聞かせて頂き、その後は1ヶ月ごとの通院となります。2回目の受診以降は、通常の外来診療日に再来となります。

さらに詳しく知りたい方は鳥居薬品のホームページ(http://www.torii-alg.jp/)をご覧下さい。

スギ花粉症舌下免疫療法 適合チェック

  • □ 症状がでるのはほとんど2~4月
  • □ 屋外で症状がでやすく、家の中での症状は少ない
  • □ 鼻だけでなく目にも症状がある
  • □ マスクやメガネを使うと症状が軽減する

ダニに対する舌下免疫療法(通年性アレルギー性鼻炎)

対象者

12歳以上のダニに対するアレルギー性鼻炎患者

まず、ダニ抗原に対するアレルギーであることの診断が必要です。採血(アレルギー検査)を行い、ダニを含む主な吸入抗原(ハウスダスト、ダニ、カビ類、各種花粉)に対する特異的抗体価の測定を行います。

すでに確実な診断がついている場合は、紹介状や検査所見を持参していただくとよいと思います。

方法

錠剤を舌の下に置き(錠剤はすぐに唾液で溶けてなくなります)、1分間そのままの状態を維持した後に飲み込みます(その後5分間は飲食しない)。これを1日1回少なくとも2~3年間続けます。第1回目の服用は病院で、翌日から自宅で毎日行います。

服用前後2時間は、激しい運動、入浴、アルコール摂取を控える必要があります。

錠剤は3,300JAUと10,000JAUの2種類あり、最初の1週間は「増量期」として少量の錠剤(3,300JAU)を1日1錠服用し、「維持期」となる2週目以降は10,000JAUの錠剤を1日1錠服用します。

副作用

従来の皮下注射法と比較して、副作用の頻度や程度がかなり軽く、自宅で安全に行うことができる治療となっていますが、心配な副作用であるアナフィラキシーが起こる可能性が「0」ではありませんので、量を間違えずにスケジュール通りにきちんと行う必要があります。

多い副作用は、口の中やのどの腫れた感じ、かゆみ、刺激感、不快感、耳のかゆみ、吐き気、頭痛などです。多くは服用後30分以内に起こり、数10分で自然に治まります。また1ヶ月くらい経過すると気にならなくなることが多いといわれています。

ダニ舌下錠では、スギ花粉舌下液よりも副作用の頻度が高く報告されており、より注意が必要です。

念のために事前に抗アレルギー剤を処方しますので、副作用の症状が持続する場合は、まず抗アレルギー剤を内服しましょう。

体調がすぐれない場合はスキップするなど、主治医とあらかじめ相談しておく必要があります。

生活スタイルにもよりますが、副作用のことを考え、何かあった場合に病院へ連絡・受診がしやすいよう、午前中に服用することを勧めています。

通院頻度

新薬のため、発売後1年間は2週間分以上の処方ができない決まりがあり、2016年11月までは2週間に1回の間隔で受診する必要があります。

期待される改善効果

3~4ヶ月後から少しずつ効果があらわれることが多いといわれています。約7~8割に有効性が期待されます。

対象とならない方

  • ・重症の気管支喘息患者
  • ・妊娠中、授乳中
  • ・12歳未満の小児
  • ・悪性腫瘍治療中の方
  • ・自己免疫疾患など長期のステロイド加療を受けている方

以上のような治療についての説明を行った後、第1回目の投与を病院で行います。

錠剤を舌下に置き、1分間そのままの状態を維持した後に飲み込み(5分間は飲食しない)、その後30分間待合室で待機して頂きます。30分後に診察後、帰宅となります。翌日からは毎日自宅で行います。

2週間後に再来して経過を聞かせて頂き、その後も2週間に1回の通院(2016年12月以降は月1回の通院)となります。2回目の受診以降は、通常の外来診療日に再来となります。

さらに詳しく知りたい方は鳥居薬品のホームページ(http://www.torii-alg.jp/)をご覧下さい。

舌下免疫療法を行う際の確認事項

  • □ 最低2~3年間(推奨は3年以上)毎日施行できる。(服用前後2時間の運動、アルコール摂取、入浴を避ける)
  • □ 1ヶ月に1回通院できる。(ダニの場合は2016年11月まで2週間に1回の通院が必要です)
  • □ 全員に効果がある治療ではないことが理解できる。
  • □ 効果があって終了しても、その後効果が減弱する可能性があることが理解できる。
  • □ アナフィラキシー等の副作用が起きる可能性があることを理解でき、対処法が理解できる。(家族の協力も必要です)