心理療法室

カウンセリングについて

当院の心療内科では、主に心理・社会的なストレスによって身体に不調が現われている方々を対象としています。医師による身体面からの治療に加えて、必要に応じて心理療法士(臨床心理士、公認心理師の資格を有する)がカウンセリングを行い、心身両面からの援助をしていきます。

当院が専門としている呼吸器・アレルギー疾患に関連した、気管支喘息、咳が止まらない、息苦しい、過呼吸、アトピー性皮膚炎、慢性じんましんなどの症状に加え、腹痛や頭痛、身体がだるい、不安、気分が不安定、不眠、などの症状の方々が対象です。検査では異常が見られない、薬で治療してもなかなか良くならない、精神的ストレスが大きく関係しているようだ、といった場合は心理面からのアプローチが役に立つかもしれません。

心理・社会的な要因として、ご本人の性格や発達面の凸凹、家庭、職場、学校での問題や悩みなど、さまざまことがあります。困難な状況の中では、1人で考えて堂々巡りになったり、どうして良いかわからず自信や気力を失ってしまいがちです。また、家族や友人など身近な人には負担や心配をかけたくないと、かえって相談しにくい場合もあるかと思います。

実際に問題を解決していかれるのはご本人ですが、カウンセリングで対話していく中で、まずは少し気持ちが楽になり、ご自分の考えや望みを整理しながら、より良い方向に進んでいけるよう援助ができればと考えています。お子さんの場合は、ご家族とも面談を行いながら、適切な対応の仕方を話し合い、環境を整えていくお手伝いをします。必要に応じて、心理テスト、箱庭療法、リラクゼーション法なども行います。

カウンセリングご希望の場合

まずは、心療内科の新患日(木曜の午後)に予約をとって受診してください。お子さん(中学生以下)の場合は小児科にお問い合わせください。

最初に、身体面の問題がないか、お薬を併用した方が良いか、などを医師が診察した上で、カウンセリングが望ましい場合は心理療法士に紹介となります。すでに当院にかかっておられる方は主治医にご相談ください。また、発達障害の診断や支援が望ましい場合は、他の医療機関をご紹介します。

なお、完全予約制で、平日(月曜~金曜)の9時~17時、1回50分程度です。

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